「BORN TO RUN」を読んだ

ランニングは習慣化することが難しい。

私の場合、正確にはしばらくは習慣化できるものの、年単位で継続することがなかなかできない。

過去、2年間くらい継続的にランニングをしている時期があったが、あの頃は仕事のストレスが大きく、それを発散するための方法を無意識のうちに実行していたんだろうと思う。

せっかく習慣化できたランニングだったが、結婚を期に遠ざかってしまった。
その後は再開しては数ヶ月でやめる、という流れの繰り返しだった。

2018年、大阪マラソンに出場した。
初のフルマラソン。

42kmなんて走れそうもない。
その不安感から猛暑にもめげず6月くらいから継続的に走った。

本番1ヶ月前には、ひとりハーフマラソン。
20kmを超える距離を走るのは初めて。
終わったとき、太ももがかなり張った。

そして本番。
ハーフを過ぎたあたりで、練習のときと同じく太ももの張り。
走ったり止まったりを繰り返しながらなんとか完走。5時間19分。

そして今年、NAHAマラソンに挑戦する。
一般的な都市マラソンの完走率である90%台に比べ、NAHAマラソンは60%~70%。
完走できるだろうか。

練習は大阪マラソンのときに比べてあまりできていない。
仕事が忙しくなったことで走る時間が取りづらくなったのだ。
でも大阪マラソンのときに感じた、苦しいけど楽しい体験をもう一度したい。
せっかく走るならゴールまで駆け抜けたい。

走るモチベーションを上げたいと手にとったのが「BORN TO RUN」。

”走る民族”タラウマラ族と個性豊かなウルトラマラソンランナーたちが同じレースに参加したらどうなる?
そして、人類にとって走るとはなにか?

思惑どおり、この本を読んで走ることへのやる気が大きくなった。

そして直近のNAHAマラソン参加だけではなく、「今後生きていく上で、走ることをやめないでおこう」という思いを強くしてくれた。

以下、印象に残っている部分を抜粋する。

ハワイ大学で実施された後続研究によれば、ストレッチをするとかえって逆効果で、ストレッチをしたランナーは、けがをする確率が三三パーセントも高いことが判明している。

走る前には当然のごとくストレッチをしていた。
だがそれは怪我につながることがあるらしい。
どのような研究か詳しく書かれていなかったため、純粋に信じることはできないけど、きちんと調べてみるべき部分だと思った。

最高級シューズを履くランナーは安価なシューズのランナーに較べてけがをする確率が一二三パーセントも大きい。これはスイスのベルン大学に所属する予防医学の専門家、ベルナルト・マルティ医学博士を中心とした研究の結果だ。 

九五ドル以上のシューズを履いたランナーは、けがをする確率が四〇ドル未満のシューズのランナーの二倍だったのだ。 

これも驚き。
この本によると、クッション性が高い靴を履くと、脚と足は本能的に強く踏ん張ってしまい、けがにつながるらしい。
逆にクッション性の低い靴を履くことによって、ランナーは足をコントロールしやすくなるという報告もある。

本の中には裸足でランニングするベアフットテッドという人物が登場するが、究極的には人間は裸足で走ることがもっとも体にあっているのかもしれない。

さらに走ることは心臓病、脳卒中、うつ病などの特効薬になるという。
「脚を動かす」ということは健康と非常につながりがあるようだ。

走ることへの知見が詰まった本。
とてもおもしろかった。